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Habia Cable

1)Habia Cableのご紹介

Habiaグループは1941年(昭和16年)にスウェーデンでカール・ヘルバート・ヤコブソンによって設立された歴史ある会社です。1957年(昭和32年)に最初のケーブルを開発・生産し、1960年代にはケーブルビジネスも拡大してフランス、ドイツ、フィンランド等にも工場を作り国際的な展開を図りました。そして1970年代にはフランス、ドイツ、英国、スペイン、ベルギー、米国に事務所を構えて世界市場を狙うようになりました。

1985年にHabiaグループは分割され、Habia CableはBeijer Almaグループの一員となりました。2005年にはラトビア工場、2008年にはハーネス工場をポーランドに、そして2009年には中国工場が立ち上がりました。

2022年現在は本拠地のスウェーデン、ドイツ、中国、ラトビア、ポーランド等にて生産を行っております。そして日本では現在、有限会社サファルインターナショナルがHabia Cableの製品を日本総代理店として輸入販売しております。

Habia Cableは欧州最大のフッ素樹脂(テフロン)被覆による特殊電線の専業メーカーとして知られております。スウェーデン本社におよそ200名、中国工場におよそ200名、ドイツ工場におよそ50名、ポーランド工場におよそ15名の従業員を抱えて操業しております。年間売り上げ100億円規模の企業です。

多種のケーブルを製造しておりますが、主には-50℃から+450℃という広い温度帯に対応できるケーブルが主力です。フッ素樹脂(テフロン)被覆はこのように広い温度帯に対応出来ます。特に最近は環境問題による規制(RoHS2、REACH、CEマーキングの準拠が求められる)もあってハロゲンフリーの要求が厳しくなっておりますが、これらに対応しているHabia Cableの製品は火災事故の際にも安全が確保される事から近年需要が大きく伸びております。

2)舶用ケーブルについて

Habia Cableの製品は通信用、計装・測定器用、産業用、等様々な用途に使われておりますが、今回特にご紹介申し上げたいのは舶用ケーブルです。申し上げるまでもございませんが、高温環境下、かつ化学品防御に優れたHabia Cableが製造する軽量ケーブルは舶用ケーブルとして求められている多くの要求を満たす優れた製品です。

3)原子力発電用ケーブルについて

1)原子力発電用ケーブルの紹介文について 原子力発電用の資機材については極めて厳格な規格が適用されると共に、過去の供給実績が重視されます。原子力発電が国全体の3割以上を占めているスウェーデンの会社であるHabiaケーブルは、欧州のみならずアジア、北米でも豊富な原子力発電用ケーブルの実績を誇っています。弊社でも日本の原発製造メーカー向けの供給実績がありますので、必要な際には是非お問い合わせ願います。 



2)ガスタービン向けケーブルの紹介文について HabiaケーブルのDMFROタイプは船舶エンジン、通信、等に広く採用されておりますが、同時に高熱環境下で稼働するガスタービンにおいてもその使用実績がございます。日本国内においてもガスタービン用に耐熱性に優れ、尚且つハロゲンフリーの素材を用いたDMFROタイプが採用されております。
そして競合する多くのケーブルメーカーと比較するとHabia Cableの製品は多品種、少量にも対応し、そして迅速な納期、競争力のある価格帯でお客様にお届けする事が出来ます。同社が製造する主な舶用ケーブルとして下記の3種をここにご紹介申し上げます。

(A)RTFROケーブル

37年前に開発されたケーブルで、船舶エンジンのライセンサーであるMAN Energy Solution社による認定を受けた製品です。高温(150℃)にも対応可能です。
舶用として求められる船級については、DNVGL、NK、BV、ABS*を取得しておりますので輸出、国内いずれも問題ございません。

(B)DMFROケーブル

これも同じく船舶エンジンのライセンサーであるMAN Energy Solution社による認定を受けた製品です。特筆すべき点としてDMFROタイプは2018年にハロゲンフリーに対応出来るタイプとして開発された製品で、火災が起きても煙を発生しにくく、有害物質を発生させないという乗組員の安全を確保出来るケーブルです。
最近の欧州市場ではハロゲンフリーは必須条件になりつつありますことはご存じの通りです。もちろんこのDMFROケーブルも高温(130℃)に対応可能です。舶用として求められる船級については、DNVGL、CCS、LR、NK、BV、ABS*を取得しております。

(C)RNMケーブル

上記のケーブル、RTFRO、DMFROの廉価版で特に日本国内向けとして開発されたものです。従って船級はNK*を取得しております。

3)Habia Cableの主な顧客について

Habia Cableは日本に進出しておよそ20年が経過しております。その間、船舶用エンジンを製造している日本企業の多くに販売実績を持ち、そのほかにも通信関係、計測器関係、発電関係などに関連した日本企業の皆様に同社のケーブルを提供させて頂いております。ご存じのようにフッ素樹脂(テフロン)被膜ケーブルを製造しているメーカーは日本国内、欧米にもいくつかございますが、それらと競合して皆様にケーブルを提供している事で、Habia Cableの品質の高さ、価格競争力、等の優れた点が証明されているのではないかと自負しております。
そして舶用ディーゼルエンジン向けとしては以下の企業、ないしはライセンスで製造している企業向けの実績がございます。
*4-ストロークエンジン
- ヴァルチェラ 殿
- ダイハツディーゼル 殿
- MTU 殿
- キャタピラー 殿

*2-ストロークエンジン
- MAN Energy Solutions 殿
- WinGD 殿
尚、皆様にも広く知られておりますが、MAN Energy SolutionsはHabia Cableを含む3社の製品のみを自社エンジン向けケーブルに承認しております。

Habia Cableにご興味がございましたら、あるいは何かご質問がございましたら是非弊社にお問い合わせ頂きたくお願い申し上げます。
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-4-1 新宿Qフラットビル309
有限会社 サファルインターナショナル
社長 三木 建人
電話 03-5366-7058
FAX 03-5367-6179
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